さて、11月12日の今日は洋灯舎店主にとって非常に意義深い日なのです。
少なくとも店主はそのように思っています。
単に店主がレベル49に到達した日というだけでなく、、、実は店主がオパールの道に実質的な意味で足を踏み入れた記念すべき日なのです。一つの節目として、そして今後実現するかもわからない、自分の中にしまってある、一つの大きな計画に向けて新たなる歩みを重ねる、最初の日にしたく思います。またその実現できるかどうかもわからない計画を目指して、自分の中の物語りを整理すべく、今後しばらくこちらのアカウントに今までのオパールとの関わりや、今に至るまでの話を少しづつ書き綴ってゆきたいと思います。ペースはとてもスローになると思う上に、需要はゼロに等しいと思いますが、よほどお暇な方は、お付き合いくださいませ。
2021.11.12
洋灯舎店主
「何がきっかけでオパールの道に?」と聞かれる事が多いのですが、たぶん諸々複合的な要素があると思います。
子供の頃から漠然と宝石には興味を抱いていた事が今に繋がっているように思います。記憶を掘り起こして見れば、宝石と言うワードに最初に遭遇したのは小学生時代にテーブルトークRPGゲームの「ダンジョンズ & ドラゴンズ (D&D)」に兄弟でハマっていた時代に遡るように思えます。
当時、D&Dの中で、怪物を倒した際に得られていたエメラルド、ルビー、ダイヤモンドなどの魅惑的な響きを持つ単語が出てきたのに対して、子供ながら冒険心をくすぐられていた事を思い出します。さて、少し脱線してきましたね。
ようは、子供の頃から宝石には漠然たる興味を抱いていたと言う部分が今日にいたるまでの根底にあったのだと思われ、
「なぜオパール?」に話をもどすと、答えは「よくわからない。よく覚えてない」が、正直なところなのです。
もちろん、成人後、サラリーマン生活なども経てニューヨークので宝石を学び、より深い部分に触れるようなった事が直接的に強く結びついているのは間違いはないのですが、、、そこにいたるまでの経緯などは、いずれまた折を見て触れたいとして。
「何がきっかけでオパールの道に?」
おそらく自分の中でもっともこの問いの答えに導いてくれるものがあるとしたら、Stephen Aracicのこの一冊であろうと。
これこそがまごう事なき「始まりの一冊」と断言できるのです。
久しぶりに開いてみると、赤線が引いてあったり、書き込みがあったりと、かなり真剣に読んこんでいたのは間違いないようですね。こんな世界があって、しかも現在進行形でまさに存在する。その時は大きな衝撃をうけたものです。
当時この本をあまりにあちこちに持ち歩いたせいで、ある時、気がつかず水浸しにしてしまい、ボロボロになったりしましたが、今でも健在です。
そんなこんなの始まりの一冊ですが、
この本を読んでからオパール道を歩み始めたのか、オパールに興味が湧いてこの一冊に辿り着いたのか、それはいまだによく覚えてなかったりします。
そして、この本をきっかけに
丁度20年前の今日、2001年11月12日に店主はオーストラリアの大地に初めて降りたちます。そう、それは店主がレベル29になった日の事。