洋灯舎が初めてオパールの道に足を踏み入れた2001年。少しばかり残っているかつての写真と記憶を頼りにつむぐオパール冒険譚!?ときおり過去と現在が交錯しながら進んでゆく、ちょっぴりふざけた事実に基づいたノスタルジックなストーリー。毎月12日掲載予定です。

Road to Opal 19
時は現代、2023年4月某日、前号より引き続き号外編だ。
疲れもあってか、寝慣れないcabinのベッドではあったが、よく眠れた方だと思う。昨年夏に続き2度目と言うのもあったのだろう。クイーンズランド州の地図にも載っていないような広野に設置された実に快適な露営地だ。朝7:00。天気は上々。風は...

Road to Opal 18
前号からの次回予告 「えいぽぉぉ?」編から急遽掲載予定を変えて、今後数号はしばらく現代編へと舞台を移します。
時は2023年4月4日、店主はオーストラリアに降りたっていた。
新型コロナ騒動もようやく出口が見えてきたなか、昨年7月の約3年ぶりの渡豪に続いて、今回もオーストラリアに到着した...

Road to Opal 17
時は2001年11月某日懐かしい当時の画像が出てきたので紹介します。そう、前号にてついに精魂尽き果てた瞬間のファルコン号の姿を収めた貴重な1枚である。2000豪ドルで購入し、シドニーを発ってからまだ2週間も経っていないこの時点での状態が以下である。マフラー完全喪失。タイヤ4本全てバースト交換済み。...

Road to Opal 16
時は2001年11月某日
「満身創痍」。まさにこの時のファルコン号を端的に表すにはこれ以上ない適格な表現である。この時点で購入当時の全てのタイヤはバースト交換済み。マフラー喪失。Wintonまであと数十キロの地点でエンジンルームから派手に煙を噴きちらかしながら道路わきに緊急停車。まずい。誰が...

Road to Opal 15
時は2001年11月某日無事に人生初めてとなる闇取引?を切り抜けた30手前のオジサン2人は、次なる目的地を目指しキルピーをあとにすることに。今と違いスマホを持っているでもなく、ゆく先々にWifiがあってなんでも調べられるわけでもない20年前。オパールの素人にとっては情報収集もままならない時代、オパ...

Road to Opal 14
時は2001年11月某日夜日は完全に落ち、周囲に街灯らしいものも何もない。月明かりすら、この夜はどこかに隠れてしまったらしい。野生動物達も鳴りを潜め、静寂に包まれた闇夜とはこんか感じか。暗がりのなか、お世辞にも綺麗とは言えない民間の外階段を踏み締め、2階に向かう。風雨に晒され、ところどころ腐った階...

Road to Opal 13
時は2001年11月某日前号まででついに人生初のピクチャーオパールとの遭遇を果たした30手前のおじさん2人。次なる目的地はヤワ周辺に広がるオパール鉱山エリアを突き抜けて、とりあえずは北方面に車を走らせる事に。ファルコン号に乗り込み、まず最初に向かったのはQuilpie と呼ばれる小さな鉱山町。ちょ...

Road to Opal 12
時は2001年11月某日前号ではヤワに到着したおじさん2人がついにピクチャーオパールに遭遇した場面で終わりました。
実は今回の写真のピクチャーオパールこそが、2001年当時、実際に初めてヤワにて遭遇し、入手したものの一つです。すでに手元にはありませんが(今となっては惜しい、、)まるで孔雀のよ...

Road to Opal 11
時は2001年11月某日写真が前号にて話にあがった件の当時のヤワのモーテル。こうして改めて見ると思っていた以上の「掘っ立て小屋」感。ここを拠点にヤワを散策!のつもりでしたが、時は初夏。しかも異常に熱く日中は40度超え。ヤワの町にはほとんど人がいなく、宿の周りをぐるっと見...

Road to Opal 10
時はふたたび遡る事、2001年11月某日、ニューサウスウェールズ州。
勢いむなしく、ライトニングリッヂ滞在中にこれと行った成果も得られなかった30手前のおじさん2人。早くも現実を思い知らされる。良い年して浅はかであり、思慮に欠け、短絡であり、計画倒れも甚だしい旅の始まりであるも、悲壮感も特に...