洋灯舎で扱っているアメリカのアンティークガラスは一般的にはデプレッションガラスと呼ばれている年代のものが多いです。
世界大恐慌(デプレッション)の後の困窮の時代に登場した一連のガラスはデプレッションガラスと呼ばれていて、一つずつの吹きガラスではなく、機械による型押しガラスで大量生産が可能でした。価格は安く、様々な色や模様で人々の需要を満たし、中にはシリアルなどのおまけとして提供されたものもありました。多くの会社が算入しそれぞれ色やデザインを工夫し、デザインに名前を付けてシリーズで販売し、不景気の中での人々の購買意欲をたかめたのです。色はピンクや黄色、ブルーやグリーン、なんでもありで、パターンは繊細な物もあり、また高級はカットガラスと見まごうような物もあり、今見ても美しいアメリカを代表する大衆的なガラス類となりました。
有名なファイヤーキングもデプレッションガラスの仲間で、アンカーホッキング社が売り出した、ヒスイ色をした耐熱ガラスのはしりの製品です。グリーンの色がヒスイの様で美しく、カリスマ料理人と言われる人がテレビの料理番組で使ったことから大人気となり、日本でもファンが増えました。様々な食器や調理器がありますが、今ではアメリカでも数が減っているようです。
「アメリカンアンティークランプ」
アメリカは歴史の浅い国です。古ければ古いほど尊ばれる骨董の世界では新参者としてやや肩身の狭い思いをするすることがあるのはやむを得ません。それにはアンティークの定義として百年程度をめどとすると言った財務省だか税関だかの役人 […]
「アンティークガラス」
洋灯舎で扱っているアメリカのアンティークガラスは一般的にはデプレッションガラスと呼ばれている年代のものが多いです。 世界大恐慌(デプレッション)の後の困窮の時代に登場した一連のガラスはデプレッションガラスと呼ばれていて、 […]
「アメリカンカントリー・アンティーク雑貨」
1620年12月イギリスからアメリカ大陸にたどり着いた清教徒には、これから本格的な冬を迎えるという厳しい条件が待ち構えていました。雨露を凌ぐ家も暖をとる薪も食料の蓄えも十分ではない筈の、雪に埋もれた厳冬期をどうやって全滅 […]
「陶磁器・ラッセルライト」
陶磁器シェリーその他の英国製カップなどアメリカで使われていた陶器は、第二次大戦までは基本的にヨーロッパ製でした。その中ではやはり英国製のものが主流で、華やかな薔薇などを描いた様々な銘柄のカップ・ソーサーを多数揃えています […]
「フィードサック・キルト」
フィードサックアメリカでまだ新しい布地が貴重だったころ、穀物をいれる木綿の袋にいろいろな模様をプリントして売り出したところ、大変な人気商品となりました。人々は穀物を出した後の袋をほどいて、服をつくったのです。このフィード […]
「オールドノリタケ」
第一次大戦の前後、相次ぐ戦争でヨーロッパからアメリカへの陶器の輸入が減少した時期がありました。その時に輸出を伸ばしたのが日本のノリタケでした。生糸以外に有望な輸出品に乏しかった当時の日本で、陶器は新しい品目でした。 しか […]