貝オパールとも呼び、化石オパールの一種です。
白亜紀(約6600万年前から1億4550万年前)~ジュラ紀(1億4550万年前から2億130万年前)の時代の貝殻が地中に埋まり、化石化し、のちに粘土層などがさらに上層に体積することによって生じる圧力と様々な化学変化、およびに奇跡的にも近い偶然の作用などが重なり、オパールの主成分でもある二酸化ケイ素がもともとの貝のカルシウム成分ととってかわる(置換)ことによって生まれるのがシェルオパール(Shell opalまたはOpalized shell)です。
かつて白亜紀のオーストラリアにはエロマンガ海(Eromanga Sea)という巨大な内海が存在しております。どういうわけかその時代に限り濃度の非常に濃い二酸化ケイ素がエロマンガ海の海水に含まれていたとされ、その当時の海水が沿岸部の地中に浸透してゆき、その下の地層に埋まっていたとされる白亜紀以前の様々な動植物の化石の有機成分が二酸化ケイ素と置換してオパール化されたとも言われます。現在の主要な化石オパール産地、オパール産地が白亜紀時代のエロマンガ海沿岸に集中しているのは決して偶然ではないのでしょう。
シェルオパールの主要産地はCooberPedyと呼ばれる産地の物が多いですが、一部ブラックオパールの産地であるライトニングリッジでも採掘されます。
シェルオパールには主に二枚貝(Bivalve)と巻貝(snail もしくgastropod)があります。二枚貝ではアサリ貝系(Clam)とムール貝系(Mussel)が多く、より産出量が少なく、レアなタイプが巻貝でしょう。
いずれにしても綺麗な遊色が認められるシェルオパールは極めて希少性が高く、珍しいのです。
「ピクチャーオパール」
すでに展示会などで洋灯舎のオパールに触れている方はご存じかと思いますが、洋灯舎では20年以上前からピクチャーオパールという言葉を頻繁に使っています。 良く聞かれる質問の一つに『ピクチャーオパールとボルダーオパールは何が違 […]
「ボルダーオパール」
ボルダー(boulder)とは巨岩、大きな岩、岩の塊といった意味があります。わかりやすいのは最近ではオリンピック競技にもなった岩登りスポーツのボルダリング(bouldering)でしょうか。おおざっぱに言うと「岩」と「オ […]
「ブラックオパール」
一般的にオパールの中でも最高級の類に分類されるブラックオパールですが、基本的にはオーストラリアNSW州ライトニングリッジ(もしくは近郊エリア含む)で採掘される、オパールの地の色が黒もしくはグレーとされるものと考えていただ […]
「カンテラオパール」
メキシコで産出される母岩オパールの一種になります。 洋灯舎で取り扱っているカンテラオパールはおおむね、メキシコハリスコ州マグダレナ産のものが多く、現地鉱山からの直送品ですので品質には自信を持っております。価格帯もさまざま […]
「ファイヤーオパール」
ファイヤーオパールとはその名の通り、炎のような色合いを身にまとった、情熱的な色彩をもつ宝石です。 洋灯舎で取り扱うファイヤーオパールはメキシコハリスコ州およびにケレタロ州で産出されたものが多くを占めます。古代メキシコ、ア […]
「ウォーターオパール」
ファイヤーオパール同様、呼んで字のごとく、透明感あふれるみずみずしくクリアな美しさを誇るオパールです。 元来アメリカ大陸産(主にメキシコ)のものを指して呼ぶと認識していますが、実は定義がさまざまあり、エチオピア産のオパー […]
「クリスタルオパール」
いわゆる母岩を有さないタイプのオパールを指し、透明から亜透明なオパールのことを意味します。総じて意味するところの幅広い名称ですが洋灯舎でいうところの「クリスタルオパール」はオーストラリア産のものを指しています。透明感に優 […]
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