一風変わった名称を持つナッツオパール、実はこれもボルダーオパールの一種なのです。
原石が比較的まるっこい状態で採れ、その姿形がナッツのようにも見えることが名前の由来です。主にクイーンズランド州のヤワ近郊で採掘される事から「ヤワナッツ」の名前でも知られています。
多くの場合、原石の状態ではオパールの存在が分かりづらく、中心線を狙って真っ二つに割ります。そうすると稀にですがオパールが石の中に入り込んで、美しいペアの状態で現れるのです。しかしその中ににオパールが入っている割合は原石200ヶに一つとも、300ヶに一つとも言われています。ここ最近での採掘量は非常に少なく、さらに良質なものともなれば一部オパールコレクターの中では垂涎の的となるのです。
また、大小さまざまなナッツオパールが密集した状態で採掘・研磨されたものを「Conglomerate」、コングロマリットと呼びます。企業の複合体の事をコングロマリットとも呼びますがそれに似たイメージで、要はナッツオパールの複合体の意です。
洋灯舎ではかねてよりナッツオパールにも力を入れてきてますが先述の通り近年美麗なナッツオパールは極めて希少であり、また価格も高騰の一縷をたどっていますのでもし良品に遭遇することがあればなるべくなら入手されることをお薦めしたく思います。
「ピクチャーオパール」
すでに展示会などで洋灯舎のオパールに触れている方はご存じかと思いますが、洋灯舎では20年以上前からピクチャーオパールという言葉を頻繁に使っています。 良く聞かれる質問の一つに『ピクチャーオパールとボルダーオパールは何が違 […]
「ボルダーオパール」
ボルダー(boulder)とは巨岩、大きな岩、岩の塊といった意味があります。わかりやすいのは最近ではオリンピック競技にもなった岩登りスポーツのボルダリング(bouldering)でしょうか。おおざっぱに言うと「岩」と「オ […]
「ブラックオパール」
一般的にオパールの中でも最高級の類に分類されるブラックオパールですが、基本的にはオーストラリアNSW州ライトニングリッジ(もしくは近郊エリア含む)で採掘される、オパールの地の色が黒もしくはグレーとされるものと考えていただ […]
「カンテラオパール」
メキシコで産出される母岩オパールの一種になります。 洋灯舎で取り扱っているカンテラオパールはおおむね、メキシコハリスコ州マグダレナ産のものが多く、現地鉱山からの直送品ですので品質には自信を持っております。価格帯もさまざま […]
「ファイヤーオパール」
ファイヤーオパールとはその名の通り、炎のような色合いを身にまとった、情熱的な色彩をもつ宝石です。 洋灯舎で取り扱うファイヤーオパールはメキシコハリスコ州およびにケレタロ州で産出されたものが多くを占めます。古代メキシコ、ア […]
「ウォーターオパール」
ファイヤーオパール同様、呼んで字のごとく、透明感あふれるみずみずしくクリアな美しさを誇るオパールです。 元来アメリカ大陸産(主にメキシコ)のものを指して呼ぶと認識していますが、実は定義がさまざまあり、エチオピア産のオパー […]
「クリスタルオパール」
いわゆる母岩を有さないタイプのオパールを指し、透明から亜透明なオパールのことを意味します。総じて意味するところの幅広い名称ですが洋灯舎でいうところの「クリスタルオパール」はオーストラリア産のものを指しています。透明感に優 […]
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