ファイヤーオパールとはその名の通り、炎のような色合いを身にまとった、情熱的な色彩をもつ宝石です。
洋灯舎で取り扱うファイヤーオパールはメキシコハリスコ州およびにケレタロ州で産出されたものが多くを占めます。古代メキシコ、アステカ時代では宗教儀式などにも用いられたとされ、13世紀頃からメシカ族により崇められていた霊長ハミングバード(ハチドリ)にちなんで「ハミングバードの石(楽園鳥の石)」として呼ばれていたとされます。
基本的には暖色系の黄色系から赤色系まで様々なカラーバリエーションが存在し、それぞれの色合いに対する価値観は個々の好みによるとは思いますが、一般的により良いとされるのは母体の色合いが濃い赤色のもので、かつ遊色が鮮明なものになります。
また、カンテラオパール同様、流紋岩の中に形成され、母岩ごと研磨したものがカンテラオパール、母岩を除いた純粋な透明部分だけを切り出し研磨したものがファイヤーオパールと呼んで差し支えないと思います。
遊色効果の見えないものもファイヤーオパールと呼ばれることも多々ありますが、やはりジュエリーなどに使用するような、はっきりとした遊色が見てとれるものこそが、「ファイヤーオパール」の名に相応しいと個人的には考えています。
オーストラリア産のオパール堆積性であるのに反して、メキシコ産のオパールは火山性に由来する宝石で、メキシコ中央部の高地帯に存在する現死火山にて採掘されたものが多いです。噴火によって発生した地層の割れ目や、堆積物の空洞にオパールの主成分となる含水二酸化ケイ素が入りこみ、火山活動の高温と高圧により急速に出来上がるものなのです。
長い年月をかけてゆっくりと出来上がるオーストラリア産のオパールと違い、急速に出来上がるファイヤーオパールはオーストラリア産と比較しますと多少クラックやひび割れのリスクが上がりますが、個人的な経験値に基づく意見としてはさほど気にするレベルにはないと考えています。事実、現時点では過去にご提供させていただいたファイヤーオパールにクラックが入ったというご連絡はいただいておりませんので、あまり心配なさらずにお楽しみいただけたら幸いです。
「ピクチャーオパール」
すでに展示会などで洋灯舎のオパールに触れている方はご存じかと思いますが、洋灯舎では20年以上前からピクチャーオパールという言葉を頻繁に使っています。 良く聞かれる質問の一つに『ピクチャーオパールとボルダーオパールは何が違 […]
「ボルダーオパール」
ボルダー(boulder)とは巨岩、大きな岩、岩の塊といった意味があります。わかりやすいのは最近ではオリンピック競技にもなった岩登りスポーツのボルダリング(bouldering)でしょうか。おおざっぱに言うと「岩」と「オ […]
「ブラックオパール」
一般的にオパールの中でも最高級の類に分類されるブラックオパールですが、基本的にはオーストラリアNSW州ライトニングリッジ(もしくは近郊エリア含む)で採掘される、オパールの地の色が黒もしくはグレーとされるものと考えていただ […]
「カンテラオパール」
メキシコで産出される母岩オパールの一種になります。 洋灯舎で取り扱っているカンテラオパールはおおむね、メキシコハリスコ州マグダレナ産のものが多く、現地鉱山からの直送品ですので品質には自信を持っております。価格帯もさまざま […]
「ファイヤーオパール」
ファイヤーオパールとはその名の通り、炎のような色合いを身にまとった、情熱的な色彩をもつ宝石です。 洋灯舎で取り扱うファイヤーオパールはメキシコハリスコ州およびにケレタロ州で産出されたものが多くを占めます。古代メキシコ、ア […]
「ウォーターオパール」
ファイヤーオパール同様、呼んで字のごとく、透明感あふれるみずみずしくクリアな美しさを誇るオパールです。 元来アメリカ大陸産(主にメキシコ)のものを指して呼ぶと認識していますが、実は定義がさまざまあり、エチオピア産のオパー […]
「クリスタルオパール」
いわゆる母岩を有さないタイプのオパールを指し、透明から亜透明なオパールのことを意味します。総じて意味するところの幅広い名称ですが洋灯舎でいうところの「クリスタルオパール」はオーストラリア産のものを指しています。透明感に優 […]
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