アンティーク館 足跡(アーカイブ)

アンティークな話

1.こんなふうにやりたい!“営業時間”

アメリカはM州の片田舎に、
いつ行っても閉まっているアンティーク店があります。
しかし店のたたずまいも、
窓越しにのぞいた店内の様子も、
やる気をなくして放置されたという雰囲気ではありません。
ふと気がつくと、ドアの脇に、
こんなメモが貼り付けてありました。
面白いので書き写してきました。

Office Hours 
Open Most Days About 9 or 10
Occasionally as early as 7
But Sometimes as late as 12 or 1
We close about 5:30 or 6
Occasionally about 4 or 5
But sometimes as late as 11 or 12
Some Days or Afternoons,
We are not here at all, and lately
I have been here just about all the time
Except when I am somewhere else
But I should be here then, too

日本語ではさしずめ

営業時間のご案内
開店はだいたい9時か10時です。
時には早朝7時ごろから。
ただ12時か1時ごろにずれ込むこともあります。
閉店は5:30か6時ごろです。
4時か5時ごろになることもあります。
時には11時か12時までやっていることもあります。
一日中、または午後いっぱい
留守にしていることもときどきありますが、
最近ではどこかほかに行っていないときには
いつも開けているということが多くなりました。
まあ結局は店にいるわけですが

というところでしょうか。マクラの部分も悪くはないけれども、
そのココロは「晴れでなければ曇りまたは雨」という天気予報みたいな、最後の5行。
「近頃は出かけていることが多いので。
閉めていることが多くなっています」と言わないところが憎い。
当店の「金、土、日、月、12-18。その他随時」あたりとは気合が違います。
(2004年9月)

   
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